社長からのメッセージ~なぜ、人は会社を辞めるのか~
2003年2月、一人の若手社員が他業種他職種への転職のため、当社を退職しました。当社としては、1993年2月以来10年ぶりの退職者でした。以降、同業他社への転職は皆無ながらも、故郷へのUターン、家業の継承などのやむを得ない理由での退職者が何人か出たこともあり、再び10年以上のスパンで退職者をゼロにするまでには至っておりませんが、今なお定着率の高さが当社の特色であることに変わりありません。
「あなたの会社は、なぜそのように定着率が高いのですか?」という質問を受けます。立場上、それに対する正しい解を得ることはできません。ただ一つ言えるのは、人が会社を辞めるには必ず理由がある、ということです。裏を返せば、辞める理由がなければ人は誰も会社を辞めないはずです。
もし、縁あってサムデイの仲間に加わった以上、全員がサムデイから働きがいや生きがいを享受してほしい、との当社設立の原点と、会社を辞める理由がない、という根拠が結びついているとしたなら、創業者として、また社長としてこんな嬉しいことはありません。